息子夫婦が週末に遠距離通いをして、
 一人暮らしのお母さん(86才)の世話をしてきたが、
 骨折入院を機に、同居しての介助を決意。
 入院・ショートステイ利用のリハビリ中に、母屋を改装し、
 同一敷地内での介助を目指すこととなった。


         1. 養蚕農家(明治40年築)の一部を改装して、
   母の居住空間を造りたい。
 2. 車椅子の利用を前提として、
   段差解消などに配慮した設計をしてほしい。
 3. 信州の厳寒期を快適に過ごせることに重点を置き、
   民家でも十分な暖房効果が得られるようにしてほしい。
 4. 母が親しみを感じられるよう、
   既存の家具・器具等をできるだけ再利用したい。
 5. 火に対する警戒心が強いので、
   母の不安を緩和する器具を選択してほしい。
 6. 別棟に住む介助者から見通しがきく設計にしてほしい。
 7. 入浴はデイサービス等の外部利用をするので、
   バスルームは設計しないが、出張入浴サービス等は
   受け入れられる設計・仕様としてほしい。


         場所/長野県茅野市N. K. 様邸
 改装工事費用/350万円
 工期/約1か月
 工事面積/約10坪(33u)
 構造/木造平屋、築90年
 リモデル変更前/
 台所、タタキ土間、トイレ、洗面
 リモデル変更後/
 DK6畳、寝室10畳、洗面所2畳、介護用納戸2畳


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